今回はビリヤードのタップの交換の仕方を細かく説明していきます。
ビリヤードを辞めて、スゴイへたくそになっていてビックリしましたが(その時の話はこちら)、腕が落ちていないものもありました!
それはタップ交換です!
腕は落ちてなかったので、我ながら感心しました!
タップ交換は慣れれば誰でも出来るようになるので、細かく説明していきますよ。
タップはこの前お話した、大好きなブランズウィックのブルータップを自分で締めたものを使用します。タップの話はこちら
●まずは道具
カッターとカッターの刃、カッティングマット、皮切り包丁(カッターの刃でも可)とサンドペーパー、アロンアルファです。
サンドペーパーは240番があればOKです。
☆ここがポイント!
皮切り包丁は使用前に、良く切れるように研いでおいて下さい。カッターの刃を使う場合は新品を!
何故かというと切れない皮切り包丁でタップを削るとタップがパンクしやすくなるからです。
●不要になったタップを切り取る
カッターを使って、不要になったタップを切り取ります。
エディは座を付けているので、タップと座の間にカッターの刃を入れます。
この時、シャフトを回しながらカッターの刃を入れていくと、綺麗にいきますよ。
タップが取れた状態です。
●接着面の水平を出す
綺麗に平らになっていないと、タップが付かなかったり、撞いている時に取れたりするので丁寧に作業します。
☆ここがポイント!
カッターの刃を当てて、シャフトの方を回して削って平らにします。
次に、ある程度削れたら、カッターの刃を当てたま細まかく動かして表面を滑らかに&水平します。
☆ここがポイント!
表面が滑らかになってくると『 キコキコ! 』と黒板を爪で引っかいたようなイヤな音がしてくるので、音がするまでがんばってキコキコして下さい!
表面が滑らかになった状態です。
●真っすぐ水平になっているかチェックする
カッターの刃を当てて、隙間がないかチェックします。
この様にみて、水平になっていなければ隙間がみえるので、やり直しです。
隙間がないか、シャフトを回しながら何度か見て下さい。
大丈夫な様ですね(^-^)
●タップを準備する
タップの接着面をサンドペーパーで削ります。
☆ここがポイント!
タップの接着面は少し多めに削って下さい。
何度かあった事なんですが、タップは綺麗に付いているのに、浮いているような音がする事がありました。
多めに削ることで解決しました。(もしかしたらブルータップだけかも知れません。)
削った後は、シャフト側と同様に、カッターの刃を使って平らにします。
●ボンドが先角に付かないようにセロハンテープを貼る
アロンアルファが先角に付くと厄介なので、セロハンテープを貼っておきます。
ギリギリの所へうまく貼っていって下さい。
●シャフト側とタップが綺麗に水平になっているかチェックする
こんな感じで、指で押さえながらタップを動かしてみて下さい。
動かなければOK!両方綺麗に水平になっています。
動いた場合はNG。。
タップか先角、もしくは両方が水平になっていません。。やり直しです!
●タップをアロンアルファで接着する
タップと先角の両方にアロンアルファを付けて接着します。
☆ここがポイント!
この画像のように、強めに指で押さえながら、シャフトを回して下さい。
押さえながらシャフトを回すことによって、間の空気が抜けていきます。
何度か回しているとタップが動かなくなればOKです。
ただし押さえが弱すぎると、空気が抜けないまま固まってしまい、タップが取れやすくなってしまいますので注意して下さい。
ここでしばらくの間、乾かします。
エディは念のために30分以上おいています。(10分でも大丈夫だと思いますが。。)
●タップを削る
皮切り包丁でタップを削ります。(カッターの刃でも可)
表
裏
☆ここがポイント!
皮切り包丁は、上の画像のように表と裏があるのですが、
削る時は絶対に裏の方を使い、刃の部分は固定してシャフトの方を回しながら少しずつ削って下さい。
表の方を使用すると力が入った時に先角の方に食い込んでしまうため、先角を傷つけてしまいます。
なので、裏の方を使って削って下さい。
一気に削ると、失敗した時に力が入ってタップがパンクしやすくなるので、少しずつ削るようにして下さい。
よく切れるように研いでいると、シュルシュルと削れるので大丈夫ですよ。
削り終了です!
●タップにアールを付ける
自分の好みの丸さに、サンドペーパーを使ってアールを付けます。
☆ここがポイント!
サンドペーパーは、タップの上から下に向かって使って下さい。下から上には使用しない。
画像のように上から下へ削って下さい。
特にブルータップは下から上に削るとパンクの原因になります。
下から上に削ってしまうと、せっかく締まっている革の繊維をほぐしてしまいますので注意して下さい。
好みのアールを付ければOKです!
最後に鼻の脂などをタップの側面に付けて、ラシャの切れ端などで磨いて完成です!
最後にタップの側面を1000番位のサンドペーパーで磨いて仕上げる人もいますが、エディは絶対にしません!
何度もタップ交換していると先角が細くなってしまうからです!
自分の先角は象牙ってこともありますが。。
タップ交換は、何本も交換していれば、楽に出来るようになりますよ!
これからは自分で交換できるようになるかも!?
以上、ビリヤードのタップ交換を画像で紹介!でした。
じゃあ また!
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